中枢性思春期早発症と診断され、最終身長に達した患者の後方視的評価。
DOI:10.1515/jpem-2024-0124
アブストラクト
目的:中枢性思春期早発症(CPP)とは、女児では8歳未満、男児では9歳未満に思春期が発症することである。CPP治療の第一目標は、思春期発育の抑制と阻止である。本研究では、ゴナドトロピン放出ホルモンアナログ(GnRHa)治療を受け、最終身長に達した患者の最終身長に関連する因子を明らかにすることを目的とした。
方法:患者のカルテから、入院時年齢、骨年齢(BA)、体重-標準偏差スコア(SDS)、身長-SDS、BMI-SDS、目標身長-SDS、基礎LH、FSH、E2、初潮年齢、骨盤USG所見を得た。
結果:67例の女性患者の入院時平均年齢は7.5±0.60歳であった。入院時、患者の4.5%が肥満、19.4%が過体重であった。入院時と治療後のBMI-SDSに差はなかった。平均初潮年齢は11.57±0.78歳であった。患者の約58.2%が目標身長に達し、35.8%が目標身長を超え、6%が目標身長以下であった。入院時の平均身長-SDSと成人予測身長(PAH)は、目標身長を超えた患者の方が良好であった。目標身長-SDSはδ身長-SDSに正の影響を及ぼし、BA/CA比は負の影響を及ぼした。
結論:GnRHa治療はBMI-SDSに悪影響を及ぼさないことが判明した。GnRHa治療を受けた患者の94%が目標身長に達し、実際35.8%が目標身長を超えていたことが示された。最終身長が高いことは、入院時の身長-SDSおよびPAH値が良好であることと関連している可能性がある。
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