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空間的アプローチによるヴァーレ・ド・パライバ(スペイン)の市町村におけるポリオワクチン接種率の低下。
DOI:10.1590/1984-0462/2024/42/2023137
アブストラクト
目的:サンパウロ州ヴァーレ・ド・パライバの市町村におけるポリオ予防接種率(VC)を分析する。
方法: 本研究は、空間的アプローチを用いた35の市町村におけるポリオ予防接種率に関する生態学的・探索的研究である。国内総生産(GDP)、専門職率、基本的保健単位(UBS)の数、年齢、婚姻状況(MS)、教育などの母親のデータに関する情報が得られた。2015年と2019年について一変量および二変量のモラン指数を推定し、CV値についてテーママップを作成した。
結果:平均VC値は2015年107.7%±27.2、2019年94.2%±27.8であった(p<0.05)。2015年対2019年では、Lowカテゴリーに属する自治体は10対25であった。2015年には、変数VC、UBSの数、年齢、教育、MSが空間的に相関していたが、2019年には母親の年齢と教育のみが空間的に相関していた。二変量モランは、2019年のVCと母親の学歴で有意かつ負であった。VC値が悪化する自治体が増加した。
結論:空間的アプローチにより、調査地域におけるポリオ予防接種率の低下が確認された。