妊婦のアトピー性皮膚炎と早産との関連:日本環境と子ども調査。
DOI:10.1007/s10995-024-03950-2
アブストラクト
目的:本研究の目的は、妊婦のアトピー性皮膚炎と早産との関連を、母親の塩酸リトドリン投与状況を考慮して評価することである。
方法:妊娠22週以降の単胎妊娠女性83,796例(2011~2014年登録)のデータを解析した。これらのデータは日本環境と子ども調査から得られた。アトピー性皮膚炎は、妊娠第1期に得られた自己申告によるアンケート回答に基づいて定義された。主要評価項目は、妊娠37週、32週、28週以前の早産であった。多変量ロジスティック回帰モデルを用いて、アトピー性皮膚炎のない女性を参照群として、アトピー性皮膚炎のある妊婦における早産のオッズ比を算出した。この解析では、交絡因子および母親の塩酸リトドリン投与を考慮した。
結果:アトピー性皮膚炎を有する妊婦において、妊娠37週、32週、28週以前の早産の調整オッズ比(95%信頼区間)は、それぞれ0.89(0.81-0.98)、0.98(0.74-1.30)、0.88(0.50-1.55)であった。この傾向は、塩酸リトドリンを投与された参加者を除外しても一貫していた。
実践のための結論:妊婦のアトピー性皮膚炎は、母親の塩酸リトドリン投与の影響を考慮した後でも、妊娠37週以前の早産発生率の低下と有意に関連していた。
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