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グルコース代謝異常と絨毛成熟遅延、致死的胎児肺炎との関係。

DOI:10.1016/j.placenta.2024.07.054

アブストラクト

背景:妊娠糖尿病(GDM)は死産の危険因子として知られている(Rosenstein et al.絨毛成熟遅延(DVM)は、主に糖代謝異常を合併した妊娠の正期産の胎盤でみられ、母体の過剰なグルコースが、絨毛成熟を犠牲にして胎盤の過剰な成長を促進する胎児インスリンやその他の成長因子の放出をもたらす結果である可能性がある(Redline, 2012)[2]。

症例:英国(UK)の他の病院でケアされた初回妊娠の女性で、診断・治療が不十分であった糖代謝異常症の3症例を紹介する。3症例とも致死的な胎児・新生児の転帰を示し、死後検査で胎盤のDVMと先天性肺炎が確認された。

結論:このクラスターは、DVMとグルコース代謝異常が出生児を重篤な周産期感染症に罹患しやすくするという仮説を支持するものである。3例ともその後の妊娠で当院で妊婦健診を受け、糖代謝異常が確認されたため、治療を行い、健康な児を出産した。

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