免疫性血小板減少性紫斑病と妊娠中の母体および新生児の転帰:系統的レビューとメタアナリシス。
DOI:10.1111/aji.70008
アブストラクト
免疫性血小板減少性紫斑病(ITP)は、1万人の妊娠のうち1-3人が罹患し、母親と新生児の双方に重大なリスクをもたらす。この病態はしばしば重篤な出血性イベントを予防するために慎重な管理を必要とする。PubMed、Embase、Scopus、Web of Scienceで2024年6月まで関連文献を検索した。ITPが母体および胎児の転帰に及ぼす影響を評価するためにメタ解析を行った。その結果、分娩前出血は0.17例(95%CI=0.12-0.25)、分娩後出血はITPの妊婦の0.11例(95%CI=0.07-0.16)に発生した。妊婦の約0.63(95%CI = 0.50-0.74)にITPの治療が必要であった。帝王切開(CS)率は0.48(95%CI = 0.34-0.61)、早産の発生率は0.14(95%CI = 0.07-0.24)であった。新生児の合計0.32人に血小板減少がみられた(95%CI=0.18-0.52)。妊娠前にITPと診断された人と妊娠後にITPと診断された人の血小板数の差は有意であった(MD = -31.50、95%CI = 51.29-11.72、p < 0.01)。このメタアナリシスは、ITPが妊娠に及ぼす重大な影響を強調し、出血、CS、妊娠糖尿病、早産、新生児血小板減少症のリスクを推定している。これらの所見は、ITPを有する妊婦の注意深いモニタリングと個々の妊婦に合わせた管理の必要性を強調するものである。
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