炎症性腸疾患における特殊な状況での内視鏡検査：急性大腸炎、妊娠、小児科。

急性重症潰瘍性大腸炎の入院患者に対する内視鏡検査は、軟性S状結腸鏡検査に限定すべきである。妊娠中、炎症性腸疾患(IBD)が活動的であるか、IBDの新たな診断が疑われる場合、内視鏡検査は医学的意思決定の指針として必要であろう。妊娠中に内視鏡検査を行うかどうかの判断は微妙であり、適切な適応を見極める能力、腸管前処置や麻酔の安全性に関する知識が必要である。IBDの小児患者は、診断、治療、モニタリングに独特の配慮を要するIBDのユニークなサブセットである。