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中国北京市副都心におけるヘルパンギーナの分子疫学:2021-2022年のサーベイランス調査。
DOI:10.1007/s00705-024-06171-8
アブストラクト
本研究では、2021年1月から2022年12月にかけて中国通州地区でモニタリングされたヘルパンギーナ患児から収集した咽頭ぬぐい液および人口統計学的データに基づき、ヘルパンギーナの動的分子疫学を解析した。合計1022例のヘルパンギーナが診断された。採取した225検体のうち、56.4%(127/225)が非ポリオエンテロウイルス陽性で、コクサッキーウイルスA4(CV-A4)、CV-A6、CV-A10、CV-A2、CV-A16、CV-B3、CV-A8の7つの遺伝子型が同定された。ヘルパンギーナに関連する優勢な遺伝子型は、COVID-19パンデミック中とその後に変化し、2021年にはCV-A4とCV-A6が、2022年にはCV-A10とCV-A6が優勢な遺伝子型となった。