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新生児T細胞は、先天性サイトメガロウイルス感染と闘うために自然力を発揮する。
DOI:10.1172/JCI187789
アブストラクト
世界中で約200人に1人の新生児が先天性サイトメガロウイルス(CMV)に感染している。これらの症例のほとんどは、新生児の免疫系が感染をうまく制御しているために無症状である。本号では、SemmesらがCMV感染新生児の臍帯血における細胞性免疫応答の特徴を明らかにした。著者らは、NK様の特徴を持つ従来のT細胞が、先天性CMV感染中に増殖することを発見した。これらの細胞は抗ウイルス機能を発揮するために、IgGと結合したウイルス感染細胞を認識するFcレセプターに依存していた。胎盤を通過した母体のIgGはウイルス感染細胞をオプソニン化し、その後新生児のNK様T細胞によって溶解される。この発見は、従来のT細胞の生得的なプログラミングが、先天性CMV感染と闘うために進化した可能性を示唆しており、将来の治療法の開発に役立つ知見を提供するものである。
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