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学童期の喘息児に対する運動評価指標システムの確立。
DOI:10.1371/journal.pone.0312398
アブストラクト
目的:6~12歳の喘息児を対象とした総合的な運動評価指標システムを構築する。
デザイン:知識-態度-実践(KAP)理論に基づき、文献レビューと半構造化面接を用いて身体運動評価指標システムの項目プールを構築し、デルファイ専門家による2回の質問紙調査を通じて指標システムを改良した。
結果:2回のアンケート回収率は100%、専門家の権威係数は0.850と0.836、調整係数は0.167と0.202(P<0.001)であった。最終的に、疾患要因、運動環境、運動実践、運動心理の4つの第1レベル指標、11の第2レベル指標、50の第3レベル指標を喘息児の身体運動評価指標システムとして開発した。
結論:文献レビュー、質的インタビュー、デルファイ法を用いて構築された身体運動評価指標システムは、喘息患児、介護者、医療専門家にとって、患児の身体運動を総合的に評価するための科学的指針となりうる。