Project Vivaにおける妊娠初期の金属混合物と幼児期中期における肺機能および喘息との関連性
DOI:10.1093/aje/kwaf070
アブストラクト
胎児の肺発育が妊娠中の金属曝露の影響を受けやすいかどうかは不明である。米国マサチューセッツ州東部で実施された出生前コホート研究「プロジェクト・ビバ」の母子ペアを分析した。妊娠初期(約10週)の母体赤血球中の必須金属および非必須金属11種の濃度を測定した。 小児期中期(約8歳)の訪問時に、肺機能はスパイロメトリーで測定し、喘息の有無は回顧的に評価した。金属と肺機能・喘息の関連性を推定するため、弱情報事前分布を用いたベイジアン階層モデルと、従来の多変量線形回帰・ロジスティック回帰(MLR)の両方を適用した。 解析対象サンプルは804組の母子ペア(非ヒスパニック系白人76.0%;小児の16.7%が現在喘息を有していた)であった。マグネシウムの標準偏差1単位増加は、以下の結果と関連していた:強制肺活量(FVC)の増加(平均差:26 mL、95%信頼区間(CrI); 5, 47)、1秒量(FEV1)の増加(25 mL、95% CrI: 6, 44)、および現在喘息のオッズ低下(オッズ比: 0.88、95% CrI: 0.71, 1.1)と関連していた。BHMsはMLRsよりも控えめで精度の高い推定値を提供した。 本研究結果は、妊娠初期のマグネシウム摂取が胎児の肺発達を促進し、喘息リスクをわずかに低減させる可能性を示唆している。
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