疣贅治療における局所内麻疹・おたふく風邪・風疹ワクチンとビタミンDの比較:無作為化臨床試験
DOI:10.25259/IJDVL_1669_2024
アブストラクト
背景いぼはヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされる、広く見られる不快な皮膚腫瘍である。これらの腫瘍は通常、化学的焼灼、電気焼灼、または凍結療法など、組織を破壊する手法で治療される。これらの手法は、病変内免疫療法とは対照的に多くの副作用を有する。 目的 本研究は、いぼ治療において、ビタミンDと比較した病変内麻疹・おたふく風邪・風疹(MMR)ワクチンの有効性、安全性、および忍容性を評価するために実施された。方法 この無作為化臨床試験には、複数のいぼを有する112名の参加者が登録された。参加者は無作為割付により2群に分けられた。 グループⅠ(n=56)には0.3mLの病変内MMRワクチンを、グループⅡ(n=56)には0.3mLの病変内ビタミンD3(コレカルシフェロール15000IU相当)を投与した。注射は2週間ごとに最も目立つ疣贅に実施し、改善まで最大5回を上限とした。 最終治療後、6か月の追跡調査を実施した。結果:MMR群(80.4%)はビタミンD群(66.1%)と比較して、完全奏効の割合が有意に高かった。両群とも平均4回の治療回数を示し、有意差は認められなかった。 副作用に関しては、MMR群はビタミンD群と比較して軽度疼痛(96.4%)および注射部位のかゆみ(12.5%)の発生率が有意に高かった。6ヶ月追跡後、両群の再発率に有意差は認められなかった(ビタミンD群:3例、5.4% vs MMR群:2例、3.6%)。 結論:疣贅治療において、MMRの病変内注射はビタミンDよりも高い有効性を示すが、許容範囲内の副作用発生率が高い。
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