デュシェンヌ型筋ジストロフィーにおけるエテプリルセンを用いたエクソンスキッピング療法と心機能アウトカムとの関連性
DOI:10.1177/22143602251366721
アブストラクト
背景デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)は、10代から若年成人期にかけて拡張型心筋症および心不全を引き起こす。 エテプリルセンは、遺伝子エクソン51のスキップを介してジストロフィン産生を促進する。目的本解析では、エクソン51スキップが可能なDMD患者において、エテプリルセン治療群と対照群の左室駆出率(LVEF)低下を比較した。方法臨床試験のエテプリルセン治療患者を、自然経過研究の対照患者とプロペンシティスコア分析でマッチングした。 LVEF閾値(50%、55%、60%)到達リスクはCox比例ハザードモデルを用いて評価した。 LVEF低下率の年間変化は線形混合効果モデルを用いて特徴付けられた。結果:マッチング可能なエテプリルセン治療患者141例と対照患者103例のうち、分析対象はエテプリルセン治療患者122例と対照患者122例(重複なし64例)であった。 エテプリルセン治療群ではLVEF<50%に到達した患者はゼロであったが、対照群では27例(22.1%)が到達した。エテプリルセン治療群は対照群と比較して<55%および<60%の閾値到達リスクが低かった(ハザード比=0.22;95% CI=0.07-0.66; それぞれ<0.01およびハザード比=0.40;95% CI=0.22-0.76;<0.01)。 エテプリルセン治療群と対照群のLVEF年間低下率はそれぞれ-0.66%(95% CI=-0.96~-0.36、p<0.01)および-1.38%(95% CI=-1.60~-1.16、p<0.01)であった。 結果は、各エテプリルセン治療患者を1人の固有の対照患者とマッチングさせる感度分析および潜在的なバイアスに関する複数の検定と一致した。結論:この後ろ向き研究において、エテプリルセン治療患者は、マッチングされた対照群と比較して、心機能低下を示す左室駆出率(LVEF)閾値に到達するリスクが有意に低く、またLVEF低下の減衰が認められた。
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