妊娠初期のメタボリックシンドローム・インスリン抵抗性指数と胎児の先天性心疾患リスク:妊娠糖尿病の媒介的役割
DOI:10.1016/j.jjcc.2025.08.008
アブストラクト
背景:本研究の目的は、妊娠初期のインスリン抵抗性代謝スコア(METS-IR)指数と子孫の先天性心疾患(CHD)との関連性を調査し、特に妊娠糖尿病(GDM)の媒介的役割に注目することである。
方法:中国で実施された前向き出生コホート研究に、既往の糖尿病のない女性計21,401名が登録された。 参加者は、METS-IR指数スコアに基づき4つのグループに分類された。多変量ロジスティック回帰モデルを用いて、妊娠初期のMETS-IRと子孫のCHDとの関連性を評価した。また、GDMがこの関連性を媒介しているかどうかを明らかにするために、媒介分析を実施した。
結果: 妊娠初期のMETS-IR指数の上昇は、子孫のCHDリスクの有意な増加と正の相関を示した。 METS-IRレベルが低い群と比較して、METS-IRレベルが高い群におけるCHDリスクは40%増加した。METS-IRとCHDリスクの間には、正の線形用量反応関係が認められた。GDMと妊娠初期のMETS-IR指数上昇への同時曝露は、子孫のCHDリスクを有意に増加させ、乗法的および加法的スケールの両方で相乗的な相互作用の証拠が得られた。 推定された媒介割合は20.15%であった。
結論:妊娠初期のMETS-IR指数はCHDリスクの上昇と関連しており、GDMは妊娠初期のMETS-IR指数とCHDとの関連を部分的に媒介していた。
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