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血管奇形に対する病変内硬化療法後のブレオマイシン誘発性肺障害。
DOI:10.5546/aap.2025-10787.eng
アブストラクト
本稿の目的は、静脈奇形に対するブレオマイシンを用いた病変内硬化療法に続発した急性肺損傷を呈した小児の臨床像、経過、および治療について報告することである。 患者は4歳の男児で、左下肢に静脈性血管奇形を有し、ブレオマイシン(0.46 mg/kg)を用いた経皮的硬化療法を受けた。術直後、急性呼吸不全を発症した。経過観察中、ブレオマイシンに起因する肺障害が疑われた。患者には、静脈内コルチコステロイド、経口コルチコステロイド、および支持療法が施された。 1年後の追跡調査では、画像検査では肺実質への病変が持続していたものの、臨床的には安定しており、呼吸機能も良好であった。本症例は、経皮的ブレオマイシン治療に伴う稀ではあるが重篤な合併症を報告するものである。低用量であっても急性呼吸器症状に対して高い疑いを持ち続け、早期の診断と治療を可能にする必要性を強調するものである。
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