小児医療におけるヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンに関する情報提供へのチーム全体アプローチに対する信頼を高めるための実施戦略。
DOI:10.1016/j.acap.2025.103208
アブストラクト
目的:医療従事者によるヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンに関する情報提供を拡大するため、ワクチン情報提供者としての看護職員に対する信頼度を把握し、その信頼度に関連する実施戦略を特定することを目的とした。
方法:2022年、思春期のHPVワクチン接種に関与する米国の医療従事者および看護職員2,527名を対象に調査を実施した。調査項目には、HPVワクチンに関する情報提供における看護職員の有効性に対する認識や、ワクチン実施戦略に関する経験などが含まれた。
結果:回答者の大多数は、看護スタッフが、子どもに対してHPVワクチンの接種時期が来ていることを効果的に告知できる(81%)、保護者に助言できる(64%)、およびワクチンを推奨できる(51%)と考えていた。 医療提供者に比べ、看護スタッフは、看護師がHPVワクチンについて効果的にコミュニケーションをとることができると信じる傾向が強かった(告知:AOR = 2.7、95% CI = 1.9, 3.7;カウンセリング:AOR = 7.1、95% CI = 5.4, 9.3;推奨:AOR = 2.5、95% CI = 1.9, 3.2)。 看護師が保護者に対して効果的なカウンセリングを行えると考える傾向は、所属する診療所でHPVワクチンの定型指示を頻繁に利用している回答者(オッズ比=1.5、95%信頼区間=1.3~1.9)、看護師のワクチン推進担当者と最も密接に連携している回答者(調整オッズ比=2.1、 95% CI = 1.6, 2.7)、またはHPVワクチンに関するコミュニケーション研修を受けた者(AOR = 1.4, 95% CI = 1.2, 1.7)の間でより一般的であった。他のコミュニケーション役割(告知および推奨)に関する信念についても、同様の傾向が認められた。
結論:常時指示やワクチン推進担当者を含むHPVワクチン接種率向上のための実施戦略は、ワクチンコミュニケーション担当者としての看護スタッフへの信頼を高める可能性がある。これらの知見は、小児一次医療におけるワクチンコミュニケーション能力を構築する機会を提供するものである。
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