新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックと生後18ヶ月児の言語発達との長期的な関連性:性別、保育環境、および家族構成による効果の修飾。
DOI:10.1136/archdischild-2025-329347
アブストラクト
目的:日本におけるパンデミック前とパンデミック中の期間を比較し、COVID-19パンデミックと生後18ヶ月児の言語発達との長期的な関連性を評価した。
研究デザイン:本反復横断研究は、岡山市保健所が実施した生後18ヶ月健診(2017年1月~2024年3月)を受診した39,840名の乳幼児を対象とした。 パンデミック前(2017年1月~2020年3月)およびパンデミック期間中(2020年4月~2024年3月)の言語発達指標を比較した。パンデミック期間中は、初期(2020年4月~2022年3月)と後期(2022年4月~2024年3月)に区分した。 主要評価項目は、言語発達に関するフォローアップを必要とする児童の割合(言語発達に関する3つの質問のいずれにも満たなかった児童)とした。副次評価項目は、意味のある言葉を3語以上話せない児童の割合(3つの質問のうちの1つ)とした。 交絡因子を調整した上でリスク比(RR)および95%信頼区間(CI)を推定し、性別、保育場所(自宅、保育園)、家族構成(3人以下、4人以上)によるサブグループ解析を行った。
結果:パンデミック前の期間と比較して、パンデミック期間中はRRの上昇が認められた:主要評価項目では1.19(95% CI 1.15~1.22)、副次評価項目では1.16(95% CI 1.11~1.22)であった。RRは初期よりも後期の方が高かった。 この有害な関連性は、男子よりも女子において、また家庭で養育されている児童においてより顕著であった。
結論:パンデミックと生後18ヶ月時点の言語発達との長期的な関連性は、ハイリスク家庭に対するより包括的な支援の必要性を示唆している。
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