就学前児童の喘鳴に対する管理に関する医療専門家の見解の検討:質的研究
DOI:10.1136/archdischild-2025-329350
アブストラクト
目的:本研究は、就学前児童の喘鳴の管理に関する医療従事者の見解、特に再発性喘鳴のある小児の治療方針を決定するための検査の活用に関する見解を探ることを目的とした。
研究デザイン:本質的調査研究において、意図的抽出法および雪だるま式抽出法を用い、イングランド全土の一次・二次医療現場において就学前児の喘鳴の管理経験を持つ医療従事者を対象に募集を行った。半構造化面接はMicrosoft Teamsを通じて実施された。記録の文字起こしは、NVivoソフトウェアを活用してテーマ別に分析され、主要なテーマを特定した。
結果:14名の医療従事者が参加した。内訳は、一般開業医4名、一般小児科医4名、病院勤務の喘息専門看護師4名、三次医療の呼吸器小児科医1名、プライマリケア看護師1名である。参加者らは、就学前喘鳴が依然として重要な疾患であるという点で一致した。テーマ別分析により、以下の4つの主要なテーマが特定された:(1) 診断用語に関する課題。用語の一貫性の欠如が、コミュニケーションや管理に影響を及ぼしていると考えられた; (2) 診断の不確実性:早期喘息診断のための客観的検査が欠如していることが、管理計画に悪影響を及ぼしている;(3) 就学前喘鳴を有する小児の検査に関する現在の実践:参加者は、一次医療および二次医療における検査実施のためのインフラやアプローチが不足していると述べた;(4) 治療に関する考慮事項:保護者の薬剤に対する信念が、処方された治療への順守に影響を与えると考えられた。就学前喘鳴の管理に関する見解には、一次医療と二次医療の専門家の間で相違が見られた。
結論:医療専門家の見解は、就学前喘鳴に対する診断用語の使用に一貫性がないことを浮き彫りにしており、これが管理のばらつきの一因となっている。就学前喘鳴を有する小児の転帰を改善するためには、統合的なケアパスとインフラの整備が急務である。
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