妊娠初期におけるサイトメガロウイルスの普遍的スクリーニング:バルセロナ地域における多施設共同観察コホート研究(CITEMB研究)。
DOI:10.1111/1471-0528.70137
アブストラクト
目的:妊婦におけるCMVの血清陽性率を明らかにし、妊娠初期におけるCMV初感染の発生率を評価すること。
研究デザイン:前向き多施設共同観察コホート研究。
実施場所:バルセロナおよびその都市圏にある4つのプライマリケアセンター(ASSIR)と2つの三次医療機関。
対象:2022年10月から2024年9月の間に妊娠初期の妊婦健診を受診した妊婦。
方法:全参加者は、最初の妊婦健診時にCMV IgGおよびIgMの血清学的検査を受けた。IgM陽性かつIgG親和性が低または中程度の女性は、初発CMV感染と診断され、バラシクロビルによる治療や胎児の経過観察を含む現地のプロトコルに従って管理された。
主要評価項目:CMVスクリーニングの受諾率、血清陽性率、初発感染率、胎児感染率、および生後1歳までの新生児転帰。
結果:登録された妊婦3,677名のうち、3,357名が最終解析対象となった。CMVスクリーニングの受諾率は高かった。 血清陽性率は77.7%(95% CI 76.2%~79.1%)であり、743名(22.1%、95% CI 20.7%~23.6%)が血清陰性であった。 初発のCMV感染例が5例(0.15%、95% CI 0.05%–0.37%)確認され、治療が行われた。羊水穿刺による胎児感染は検出されなかった。新生児1例がCMV陽性であったが、出生時および生後6ヶ月時点では無症状であった。血清陰性の女性は、一般的に年齢が高く、ヨーロッパ系であり、教育水準および就業率が高かった。
結論:妊娠初期におけるCMVの全例スクリーニングは、公的医療の現場において実施可能であり、広く受け入れられている。一次感染の割合は低かったものの、血清陰性女性の早期特定は、予防的なカウンセリングや対象を絞った経過観察の機会を提供する。
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