脊髄性筋萎縮症の小児における末梢神経系の検査:高解像度超音波検査による研究
DOI:10.1002/brb3.71234
アブストラクト
目的:近年の研究により、高解像度超音波(HRUS)装置を用いて新生児の末梢神経を正確に測定できることが示されている。こうした進展を踏まえ、本研究では脊髄性筋萎縮症(SMA)患児における正中神経の構造と断面積(CSA)を分析し、末梢神経モニタリングにおけるHRUS画像診断の有用性と再現性を評価することを目的とした。
方法:本反復横断研究には、1~15歳のSMA患者12名が対象として組み入れられた。対照群として、生後2日~17歳の正常発達児97名も組み入れた。HRUS装置を用いて、正中神経の構造とCSAを3部位(手首、前腕、肘上)で測定した。測定されたCSAと神経構造を群間で比較した。
結果:正中神経の断面積はSMA児で対照群より小さかった。年齢調整後、SMA児の平均断面積は対照群より0.70~1.02mm小さかった。 正常発達児と同様に、SMA患児における年齢に伴う断面積の増加は対数曲線で説明可能であった。さらに超音波検査では神経束構造の消失が認められ、筋萎縮と相まって超音波所見の変化と可視化困難を引き起こしていた。結論:高分解能超音波検査はSMA患児の神経成長をモニタリングする有用な手法である。
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