パキスタン・カラチにおける制御不能な小児喘息の有病率と親の知識との関連性
DOI:10.1136/bmjpo-2025-004293
アブストラクト
目的:小児におけるコントロール不良喘息の有病率とその親の知識との関連性を評価すること。方法:本横断研究は、2024年7月から2024年12月にかけて、パキスタン・カラチにあるアガ・カーン大学病院の小児科クリニックで実施された。 4~16歳の喘息小児とその同伴保護者(少なくとも1名)を同意を得て研究に登録した。コントロール不良喘息は小児喘息コントロールテスト(CACT)スコア19未満で判定した。保護者の喘息知識は喘息知識質問票(AKQ)で評価した。多変量ロジスティック回帰分析を用いて潜在的な交絡因子を調整し、喘息小児における不十分なコントロールのマーカーを特定した。
結果: 総計170名の小児が登録され、うち99名(58.2%)が男性、平均年齢は8.00±2.97歳であった。喘息診断時の平均年齢は3.77±2.59歳であった。 喘息がコントロールされていた小児は110例(64.7%)、コントロール不良の小児は60例(35.3%)であった。コントロール不良の小児では吸入器の使用頻度が高かった(76.7% vs 57.3%)。 過去1年間の救急外来受診率(75.0% vs 51.8%)、集中治療室(ICU)入院率(48.3% vs 27.2%)、ペット接触率(28.3% vs 15.5%)は、コントロール不良群で有意に高かった。 両群の親の知識スコア平均値は有意差がなく(56.77±7.36 vs 55.00±7.43)、いずれの群でも不十分であった。多変量解析では、良好な喘息コントロール群では救急外来受診が少なく、吸入器使用(緩和薬または維持薬)はコントロール不良群でより一般的であった。
結論:本研究では、保護者の喘息知識は不十分であり、小児の喘息コントロールとは関連していないと結論づけられる。救急外来受診、ICU入院、ペット接触は、喘息コントロール不良の小児でより頻繁に認められた。
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