発達性言語障害の指標としての文の反復の有用性と信頼性:サリー教育におけるコミュニケーションと言語研究プロジェクトのデータ分析
DOI:10.1044/2025_JSLHR-25-00058
アブストラクト
目的:本研究では、Surrey Communication and Language in Education Study(SCLES)データセットの大規模な二次分析を用い、発達性言語障害(DLD)を有する英語単一言語話者の児童と通常発達(TD)の児童を区別する上で、文の反復(SR)が持つ診断力と頑健性を検討した。3つの異なる時点における年齢を一致させた群を対象に、様々な採点方法にわたってSRの有効性を評価した。
方法: 計407名の児童を対象とした。ベイズ・ベータ回帰モデルを用いて、4つの採点方法にわたり群間のSR成績を比較した。SRの診断精度は、曲線下面積(AUC)、感度、特異度、および尤度比を用いて評価した。
結果:DLDを有する児童は、SR課題において一貫してTDの同年齢児よりも正確性が低く、その差は5歳から11歳までの全年齢層およびすべての採点法において持続した。AUC値は、特に低年齢群において良好から優れた識別能力を示したが、感度と特異度は臨床的閾値を下回った。
結論:これらの知見は、SRが信頼性の高い言語測定法としての診断的潜在能力を有することを裏付けている。SRは、その使いやすさと採点の柔軟性から有用なツールとなり得るが、包括的な言語評価を行うためには追加の検査が推奨される。
補足資料:https://doi.org/10.23641/asha.31431517.
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