小児肝移植後の胆管狭窄に対する経皮的治療:単回胆管拡張プロトコルの安全性と有効性
DOI:10.1016/j.rxeng.2026.101669
アブストラクト
目的:本研究は、小児肝移植(LT)後の胆道狭窄・閉塞の治療として、1回のセッションで実施される経皮的バルーン拡張術(BD)の安全性と有効性を評価することを目的とする。
材料と方法:本後ろ向き単施設研究では、2013年から2023年の間にLTを受けた後、胆道狭窄/閉塞を呈した小児患者(18歳未満)20例を対象とした。治療は、単回セッションでの経皮的経肝胆管造影およびBD(外部/内部カテーテルは残置しなかった)から構成された。患者背景、臨床情報、手技の詳細、および合併症に関するデータを収集した。 臨床的および画像診断による追跡調査により、臨床的有効性と再発を評価した。再発例はすべて経皮的治療を受けた。再発の危険因子を評価した。一次および二次開存率は、6、12、24、および62ヶ月時点で判定した。
結果:吻合部(13例/76.5%)および非吻合部(4例/23.5%)の胆道狭窄を有する17例(平均年齢5歳)が治療を受けた。2例(11.8%)に合併症が認められた。平均追跡期間は7.3年であった。臨床的成功率は82.3%(14/17)であった。 5例(29.4%)では、1回のバルーン拡張術(BD)で胆管狭窄が解消した。12例(70.6%)で狭窄が再発した。再発率は吻合部狭窄で69.2%、非吻合部狭窄で75%であった(p = 0.670)。 再発例は経皮的に治療された(18例):BD(13例)および胆管ステント(5例)。94.1%の患者で手術を回避できた。6、12、24、62ヶ月時点の一次開存率は、それぞれ76.5%、51%、38.2%、25.5%であった。 6、12、24、62ヶ月時点の二次的開存率は、それぞれ100%、100%、88.9%、88.9%であった。結論: 単回セッションの経皮的BDは、小児LT後の胆道狭窄・閉塞に対する有効な治療法であり、多くの場合、手術や再移植の必要性を回避できる。
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