先天性ジカ症候群の小児における臨床所見、神経画像所見およびビデオ脳波所見:ある神経リハビリテーションセンターからの分析。
DOI:10.1002/jdn.70115
アブストラクト
はじめに:先天性ジカ症候群(CZS)は、妊娠中の子宮内ジカウイルス(ZIKV)感染に起因する、胎児および新生児の異常のスペクトラムを指す。重篤な多臓器障害、流行が比較的最近のことであること、および長期的なデータが限られていることを踏まえると、専門施設における包括的な特徴把握が極めて重要である。
目的:本研究は、専門のリハビリテーションセンターで治療を受けているCZS患児における臨床症状、脳画像所見、および脳活動(ビデオ脳波検査、VEEG)のパターンを検討することを目的とした。
方法:2018年8月から2019年1月にかけて、ブラジル保健省の基準に基づきCZSと診断された48名の小児を対象に横断研究を実施した。臨床データは電子カルテから収集した。
結果:最も頻度の高い臨床的問題には、膀胱・腸管失禁(97.9%)、てんかん(85.5%)、顔面異常(89%)、嚥下障害(83.3%)、過度の興奮性(81.3%)、眼位異常(75%)、睡眠障害(72.9%)、 胃食道逆流(62.0%)、視覚障害(62.5%)などが挙げられた。 脳画像検査では、脳組織容積の減少(95.8%)、脳梁の異常(91.1%)、脳内の液体充満腔の拡大(89.5%)、脳外層の石灰化(78.3%)、および脳回が異常に厚い所見(71.1%)が認められた。 骨・筋肉の奇形と、白質病変(p = 0.036)および脳室拡大(p = 0.031)との間に有意な関連が認められた。
結論:CZSの子供たちは、一貫して運動障害、複数の臨床的問題、および特徴的な脳の異常を示している。これらの所見は、日常生活、運動、および認知・社会性の発達において著しい制限が生じることを予示している。
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