中枢神経系への波及を伴う小児の侵襲性A群レンサ球菌感染症:ニューイングランド南部における単一施設の症例シリーズ
アブストラクト
小児の侵襲性A群レンサ球菌(iGAS)感染症は稀であるが、中枢神経系(CNS)を含む無菌部位に感染し、重大な罹患率および死亡率を引き起こす。国内外において、COVID-19パンデミック以降、CNSへの波及を伴う症例を含め、小児のiGAS感染症の発生率が増加していることが確認されている。 ニューイングランド地域における小児集団に特化したiGASのデータは限られていた。本症例シリーズでは、2025年初頭の2ヶ月間にマサチューセッツ州内の20マイル圏内で発生した、中枢神経系(CNS)への侵襲を伴うiGASの小児症例3例について報告する。全例とも当初は小児集中治療室に入院し、脳画像検査で髄膜炎および硬膜下貯留が認められ、その後少なくとも4週間の静脈内抗菌薬療法を必要とした。1例は外科的処置を受けた。 3例すべてで長期の抗てんかん薬治療を要する発作が認められ、各症例において発作、局所性筋力低下、発達遅延などの後遺症が残存した。頭蓋内病変を伴うGAS感染症は、しばしば重症かつ生命を脅かすものである。本報告の3例の小児頭蓋内iGAS症例は、その類似した臨床像、発症時期、および地理的な近接性から、特に特異的な事例である。 世界的にiGAS感染症の発生率が増加していることを示す最近の文献および我々の地域での経験から、侵襲性細菌感染症を呈する患者においては、GASを潜在的な原因として考慮すべきである。
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