制約を伴う球技が、発達性協調運動障害のある子どもの運動制御能力に与える影響。
DOI:10.1038/s41598-026-35582-7
アブストラクト
本研究の目的は、発達性協調運動障害(DCD)を有する児童の制御能力の発達を促進することである。 制約に基づく課題分析の原則に基づき、課題の制約条件を操作して制約に基づくボールゲームを設計・開発し、その有効性を科学的に評価した。本研究では、測定、実験、および統計分析の手法を採用した。制約に基づくボールゲームの有効性を評価するため、DCDを有する2つのグループの児童について、介入前後の制御技能スコアを比較した。 介入効果の安定性は、16週間の介入前後という2つの時点における実験群の技能スコアを比較することで評価された。(1) 異なる時点における介入が制御技能の発達に及ぼす影響:介入前、制御技能に関して実験群と対照群の間に有意な差は認められなかった。介入後、両群間に有意な差が認められ、実験群の方が優れた技能の発達を示した。 16週時点で、実験群は対照群と比較して極めて有意な改善を示した。(2) 経時的な技能向上の傾向:実験群では、経時的に制御技能の著しい向上が見られた。介入後も改善は続いたが、統計的に有意ではなかった。対照群では、同様の初期の改善が観察されたが、介入後にその効果は減衰し、後期段階では有意な差は認められなかった。 (1) 制約に基づくボール遊びは、DCD(発達性協調運動障害)を持つ児童の制御技能を向上させる点で、従来のボール遊びよりも効果的であることが示された。(2) 制約に基づくボール遊びがDCDを持つ児童の制御技能の発達に及ぼす効果は、経時的に安定していた。試験登録:Current Controlled Trials ChiCTR2500108139。
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