新型コロナウイルス感染症後遺症の専門外来を受診する前に、小児および思春期の患者はどのような医療サービスを利用していたのか?「Post-COVID Kids Bavaria」研究による記述的知見。
DOI:10.1136/bmjpo-2025-004184
アブストラクト
目的:ポストCOVID-19症候群(PCC)が疑われる小児および思春期患者が、専門外来(SOC)を受診するまでの医療サービスの利用状況を測定すること。
方法:ドイツ・バイエルン州のPCC患児・思春期を対象とした包括的ケアネットワーク「Post-COVID Kids Bavaria」の専門外来(SOC)において、PCCを疑わせる症状を有する患者117名(4~17歳)を研究参加対象として募集した。SARS-CoV-2の初回感染からSOC受診に至るまでの医療利用に関する情報は、保護者への電話インタビューを通じて収集した。
結果: 参加者は中央値で6.5回の医師受診(Q1-Q3:3.8-11.5)を行っており、その大部分は対面(99.1%、n=116)で、遠隔医療の利用はまれであった(21.4%、n=25)。 受診先は主に小児科医(72.6%、n=85)であり、次いで一般開業医(46.2%、n=50)であった。 56名の参加者(47.9%)が非薬物療法を利用しており、中でも自然療法師(Heilpraktiker)やオステオパシー療法による治療が最も一般的であった(30.8%、n=36)。76名の参加者(65.0%)には薬剤が処方され、71名(60.7%)は処方箋なしの薬剤やサプリメントを使用していた。
結論:PCCの症状を有する小児および思春期の患者は、SOCを受診するまで、頻繁に医療サービスを利用しており、その多くは自然療法士やオステオパシー療法士による自主的な措置である。これは、ケアパスが不明確であることが原因である可能性がある。小児科医と一般開業医は主要な医療提供者であり、その専門知識とSOCとの強固な連携は、早期診断と適切な治療に不可欠である。
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