小児喘息の管理におけるポイント・オブ・ケア・リソースの利用:若手一般開業医における利用頻度、種類、および経時的な傾向。
DOI:10.1136/fmch-2025-003679
アブストラクト
目的:小児喘息の管理において、オーストラリアの初期研修医(レジストラ)が診療現場リソース(POCR)を利用する頻度と経時的な傾向を調査すること。
デザイン:レジストラの診療実践に関する「レジストラ臨床診療記録(Registrar Clinical Encounters in Training)」プロジェクト内に組み込まれた縦断的分析(2010年~2019年)。 単変量および多変量混合効果ロジスティック回帰分析におけるアウトカム変数は、小児喘息の問題に対してPOCRが利用されたか否かであり、年を関心のある独立変数とした。さらに、喘息の問題におけるPOCRの利用傾向(2010-2019年)と、喘息以外の問題におけるPOCRの利用傾向を比較した。
設定: オーストラリアの地域研修一般診療所。
対象: オーストラリアの一般診療レジストラ(研修医)2,834名(参加率92.2%)。
結果: POCRの利用率は、喘息(15%)の方が非喘息の問題(12.6%)よりも高かった。 小児喘息におけるPOCR利用の経時的な増加率(POCR利用のオッズ比:年間1.15(95% CI 1.07~1.24))は、非喘息疾患(オッズ比:年間1.11(95% CI 1.09~1.14))よりも高かった。 小児喘息と非喘息性疾患におけるPOCR利用率の増加率のこの差は、統計的に有意ではなかった。
結論:小児喘息におけるPOCRの利用増加には、複数の考えられる理由がある。この傾向は、エビデンスに基づく喘息ケアへの注目の高まりや、オーストラリア国内で利用可能な質の高いオンライン喘息管理POCRへのアクセス拡大を反映している可能性がある。あるいは、小児喘息は、臨床上の課題が増大している領域であり、キャリア初期の一般開業医にとって教育上のニーズが生じている可能性もある。小児喘息におけるPOCR利用増加の根本的な理由を探るさらなる研究が必要である。
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