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小児肝疾患の成人期における管理。
DOI:10.1016/j.jhep.2016.11.013
アブストラクト
小児期に肝疾患を患った患者のうち、成人期まで生存する者が増えている。このような若年成人は、現在成人の診療を受けるようになっており、継続的な管理が必要である。病因は、成人の肝臓専門医に紹介される若年成人に発症する肝疾患(胆道閉鎖症やAlagille症候群など)と、小児・思春期および成人に発症する肝疾患(自己免疫性肝炎やWilson病など)に分けられる。このような若年成人をうまく管理するためには、ダイナミックで迅速な移行サービスが不可欠である。本総説では、自己管理支援と多職種によるアプローチの重要性を強調し、移行期診療の成功例を述べることを目的とする。また、若年成人に特有な肝臓特異的病因のいくつかをレビューし、病態、管理、転帰に関する最新情報を提供する。
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