掲載日:
小児の胆道疾患:臨床病理学的相関を伴うマルチモダリティ画像評価。
DOI:10.1016/j.clinimag.2021.01.006
アブストラクト
小児の胆道系に影響を及ぼす病態のスペクトルは、発症年齢によって異なる。新生児では胎内障害により様々な解剖学的変異や先天異常が生じるが、年長児では多様な後天性胆道病変が観察される。これらの後天性病態は、成人とは異なる症状や結果を示す。小児胆道系のマルチモダリティ画像評価は、適切な管理計画を立てるために必要不可欠である。様々な胆道系病変の画像的特徴を認識し、臨床的に実用的な情報を伝えることは、適切な患者管理を促進するために不可欠である。本稿では、小児胆道系の解剖学と発生学を説明する。次に、胆道系の評価に用いられる画像診断法の概要を説明する。最後に、小児胆道系病変の特徴について、病理組織学的相関と臨床管理に関する考察を交えて概説する。
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