掲載日:
シカゴの3次医療センターにおけるジストロフィノパチー患者における注意欠陥/多動性障害および自閉症スペクトラム障害の有病率。
DOI:10.1016/j.pediatrneurol.2024.05.011
アブストラクト
目的:ジストロフィノパチー患者における注意欠陥/多動性障害(ADHD)および自閉症スペクトラム障害(ASD)の有病率を一般集団と比較して調査する。
方法:シカゴのAnn and Robert H. Lurie小児病院の集学的神経筋クリニックで治療を受けているジストロフィノパチー患者における、公式および非公式に診断されたADHDおよびASDの有病率を調べるために、レトロスペクティブなカルテレビューを行った。
結果:ADHDの有病率は18.40%、ASDの有病率は12.73%であり、いずれも一般集団の有病率より有意に高かった。その結果、ADHD診断と陽性家族歴との間には有意な関連が認められたが、ADHD有病率とステロイド使用との間には統計学的に有意な関連は認められなかった。
結論:今回の研究結果に基づき、ADHDとASDの両方について有効なスクリーニングを用いて、前向き横断的な方法で有病率をさらに評価する予定である。
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