小児肝硬変性心筋症:文献レビューおよび選択したパラメータの効果量推定。
DOI:10.1007/s00431-024-05746-6
アブストラクト
Unlabelled:肝硬変は世界的に重要な健康問題であり、肝硬変性心筋症(CCM)は成人と小児の両方に影響を及ぼす注目すべき合併症である。成人におけるCCMはよく研究されているが、小児におけるCCMの発現と診断基準を理解することは依然として課題である。本総説では、小児の肝硬変患者における心臓の構造的および機能的変化に関するエビデンスを検討する。左室肥満指数(LVMI)の上昇や左室壁厚比の変化などの構造的異常は、小児のCCMに多くみられる。これらの異常は肝移植後も持続し、肝疾患の全身的影響を強調している。小児CCMでは、収縮期および拡張期機能の変化、QT間隔の延長などの心電図異常が一般的であることを示す証拠がある。脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)やトロポニン値などの血中バイオマーカーは、小児肝硬変患者の心機能についての洞察を提供する。BNP値の上昇は有害な転帰と相関しており、予後マーカーとしての可能性を示している。しかし、小児CCMにおけるこれらのバイオマーカーの診断的有用性を明らかにするためには、さらなる研究が必要である。
結論:この総説では、肝硬変のある小児とない小児における、選択された心臓パラメーターの標準化平均値の差の推定値を示した。小児CCMの正確な診断と効果的な管理には、適切な診断基準と包括的な評価方法が不可欠である。
判明していること: - CCMは肝硬変患者のケアの負担を増加させる。- 成人の診断基準は進歩しつつあるが、小児のCCMに対する特別な基準はない。
新しい点:-肝硬変の小児における心機能は、成人では考慮されないいくつかのパラメータが変化していることを示している。- 特定のパラメータに関するエフェクトサイズの推定は、小児CCMに関する今後の研究の指針となる。
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