周産期感染症の発達への影響
DOI:10.1097/MOP.0000000000001494
アブストラクト
レビューの目的:周産期感染症とそれらが小児の神経発達に及ぼす潜在的影響は、過去10年間でより大きな関心を集めるようになった。本レビューの目的は、先天性サイトメガロウイルス、ジカウイルス、チクングニアウイルス、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)など、これらの感染症の一部が神経発達に与える影響に関する現在の知見を概説することである。これらの感染症については、神経発達への影響に関する最近の論文が発表されている。
最近の知見:先天性サイトメガロウイルス感染症、特に症状を伴う感染を有する小児は、発達遅延のリスクが高い。また自閉症スペクトラム障害のリスクも増加しているようだ。研究によれば、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2)への出生前曝露も発達遅延の危険因子となり得ること、出生前曝露を受けた全小児は早期神経発達についてより注意深く経過観察すべきことが示唆されている。 先天性ジカ症候群および先天性奇形を有する小児は、多様な神経発達後遺症のリスクがあり、早期死亡リスクも高い。しかし、出生前ジカウイルス曝露歴のある頭蓋周囲長正常の小児も、学齢期における認知機能低下を含む多様な神経発達影響のリスクを有する。
要約: 先天性および周産期の感染曝露は、小児の神経発達障害リスクを高める。周産期感染歴のある全ての小児は、小児期を通じて神経発達を注意深く経過観察すべきである。
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