RSV免疫予防法の進展:進化、有効性、および実施上の課題
DOI:10.1542/neo.26-10-062
アブストラクト
呼吸器合胞体ウイルス(RSV)は重大な世界的保健課題であり、5歳未満の小児において年間3,310万件以上の急性下気道感染症と11万8,000人以上の死亡を引き起こしている。この負担は特に生後12ヶ月未満の乳児に偏っており、世界中の医療システムに壊滅的な影響を与えている。予防戦略は、初期のワクチン開発試みから第一世代モノクローナル抗体を経て、現在では半減期が延長された次世代抗体や妊婦への新規ワクチン接種アプローチへと進化している。これらの近年の進歩は前例のない有効性を示しており、臨床試験では多様な乳児集団においてRSV関連入院率が70%以上減少することが確認されている。経済分析では費用対効果比が良好と示唆されるものの、実施にあたっては医療提供システムと世界的なアクセス公平性に関する重要な考慮事項が生じる。本包括的レビューでは、エビデンスに基づくガイドラインを統合し、実施上の課題を評価するとともに、医療提供の地域的差異やRSVの季節性に影響を与える気候変動パターンから生じる新たな課題に特に注目しながら、RSV予防の今後の方向性を探る。
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