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乳児における熱傷後化膿性肉芽腫:症例報告と文献レビュー
DOI:10.1093/jbcr/iraf222
アブストラクト
化膿性肉芽腫(PG)は外傷後に生じやすい良性の血管増殖性病変である。特に乳児において治癒過程の熱傷創に発生することは稀であり、診断上の課題となる。本症例は、沸騰した牛乳による二度熱傷を負った2週間後に、右頬部および頭皮に複数の急速増大性血管腫様結節を発症した生後11ヶ月の男児である。 病変は典型的な出血性・脆弱性を示したため、外科的切除と分割厚皮膚移植による被覆を行った。組織病理学的検査によりPGと診断が確定した。術後の経過は順調で、2.5年後の経過観察では再発なく完全に消失し、瘢痕も最小限であった。本症例は、稀ではあるが火傷後のPGの明確な臨床像を示しており、この反応性血管病変を認識することの重要性を強調している。 これまでに報告された38症例の包括的レビューは、臨床像と治療戦略の多様性を浮き彫りにし、外科的切除が信頼性が高く根治的な介入であることを裏付けている。
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