「抄録」名張市は 母子保健を基盤とした妊娠・出産・育児の切れ目ない支援として 名張版ネウボラ(子育て世代包括支援センター機能)の推進をしてきた. 地域づくりと一体的に地域福祉を推進している当市の特徴を活かし ハイリスク支援を含むポピュレーションアプローチの視点で子育てに関する資源の再構築とニーズ把握に努めた. 生活の視点で寄り添う医療機関や地域住民も含めた多職種多機関による重層的セーフティーネットワークであり 機能である. 子育て家庭が身近な地域の中で健やかに育つ環境をめざした さまざまな主体が支援に参画できるしくみは まちづくり活動や健康づくりへの好循環となる. 貧困・虐待や発達や育児の悩みが 一家庭の問題ではなく 地域の課題としてとらえられ 子育て世代包括支援センターがその切れ目ない支援の要となるには 地域の小児科医との連携が重要となる. 小児科医の存在が制度や機関の支援の切れ目を無くしていると考える.
Search
検索
- Home
- 検索結果