目的:本研究の目的は、COVID-19パンデミックに起因するストレス期における子どもの心理的属性と肥満誘発行動との関連を調査することである。 方法:この観察研究では、2020年10月と2021年6月に、社会人口統計学的、経済的、ストレス認知の3つの多様なグループの5~12歳児の養育者から、Strengths and Difficulties Questionnaire(SDQ)とFamily Eating and Activity Habits Questionnaire, revised(FEAHQ-R)とともにデータを収集した。アウトカム指標はSDQとFEAHQ-Rのスコアとした。SDQ下位尺度は米国の児童規範と比較した。線形混合モデルを用いて、SDQ下位尺度とFEAHQ-Rドメインとの関連を、社会経済的共変量で調整しながら検討した。 結果:合計361家族(496児)がSDQとFEAHQ-Rに回答した。SDQの下位尺度得点は年齢・性別の標準値よりも高かった(p=0.006-<0.001)。摂食スタイル(p<0.001)および食物刺激曝露得点(p=0.005-0.01)はSDQ下位尺度と関連していたが、満腹反応とは関連していなかった。知覚ストレスは有意な共変量であった(p < 0.01)。子どもたちのベースラインの肥満状態は統計的に有意ではなかった。 結論:心理的ストレスは、小児においてより高い快楽的行動と関連している。食物刺激への暴露および余暇へのアクセスは、ストレスが長期化している期間に介入の対象とすることができる。
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