
米ペンシルベニア州立大学ミルトンS. ハーシー病院のJulio Fernandez-Mendoza氏らは、小児期に現れた不眠症状の経過を15年間にわたる縦断研究で観察した結果、小児期の不眠症状は、その43.4%が思春期も、成人後も続き、また、小児期および思春期に睡眠時間が短いと成人期に不眠症状を有するリスクが高くなるという研究結果を、「Pediatrics」3月号に発表した。
Fernandez-Mendoza氏らは、小児期の不眠症状が加齢に伴いどのように変化するのか、また、小児期と思春期における睡眠時間の長さと成人期における不眠症状との関係を検討するため、年齢中央値9歳の小児502人を長期にわたり追跡し、7.4年後の思春期(年齢中央値16歳)と15年後の成人期(同24歳)における不眠症状について調べた。
続きを読むには会員登録が必要です。
- 書誌事項
Trajectories of Insomnia Symptoms From Childhood Through Young Adulthood
Fernandez-Mendoz J, et al. Pediatrics 2022 March 1;149(3):e2021053616.