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『39項目から成る質問票により自閉症スペクトラムを高精度で判別』のイメージ

39項目から成る質問票により自閉症スペクトラムを高精度で判別

「Developmental Medicine & Child Neurology」より

 39項目から成る自閉症症状に関する質問票(Autism Symptom Dimensions Questionnaire;ASDQ)は、自閉症スペクトラム症(ASD)のスクリーニングに役立つとする研究結果が、「Developmental Medicine & Child Neurology」に1月11日掲載された。

 米ジョン・キャロル大学のThomas W. Frazie氏らは、以前、33項目の質問(視線を適切に合わせるか、手を不自然に振るかなどの項目を全て、「全くない」から「大変よくある」までの5段階で評価)で構成されるASDQを開発しており、この診断精度は高く、構成概念妥当性も高いことが示されていた。しかし、因子分析によれば、ASD症状特異的な因子として抽出できたのは4個(社会的交流、感覚運動反復、同一性執着、興味の限定)にとどまり、これは項目数が不十分であったためと考えられた。

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書誌事項

The Autism Symptom Dimensions Questionnaire: Development and psychometric evaluation of a new, open-source measure of autism symptomatology
Frazier TW, et al. JAMA Developmental Medicine & Child Neurology. Published online January 11, 2023. doi: 10.1111/dmcn.15497

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