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自閉症スペクトラム障害児約3人に1人に知的障害
「Pediatrics」より
自閉症スペクトラム障害(ASD)の児の約3人に1人に知的障害(ID)を認め、IDを有さないASD児の割合には、人種、経済状況、貧困・富裕地域それぞれの間で差があるという研究結果が、「Pediatrics」2月号に掲載された。
米ラトガース公衆衛生大学院のJosephine Shenouda氏らは、アクティブASDサーベイランスの2000~2016年のデータを用い、米ニューヨーク・ニュージャージー都市圏に居住する8歳児を対象に、IDを有するASD(ASD-I)と有さないASD(ASD-N;知能指数70超と定義)の有病率について調査した。居住地域は、富裕・中間・貧困の3つに分けた。分析には記述統計、ピアソンχ2検定、多変量ポアソン回帰を用いた。
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- 書誌事項
Prevalence and Disparities in the Detection of Autism Without Intellectual Disability Shenouda J, et al. Pediatrics. February 1;151(2):e2022056594.