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『10代後半の睡眠不足、睡眠の質の悪さと多発性硬化症の発症リスク上昇が関連』のイメージ

10代後半の睡眠不足、睡眠の質の悪さと多発性硬化症の発症リスク上昇が関連

「Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry」より

 10代後半に睡眠時間が短くなるほど、また睡眠の質が悪くなるほど、多発性硬化症(MS)の発症リスクが高まるという研究結果が、「Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry」に1月23日発表された。

 これまでの研究ではシフト勤務などの習慣がMSリスクの増加と関連することが報告されているが、睡眠の影響については十分に検討されていない。ストックホルム大学(スウェーデン)のTorbjörn Åkerstedt氏らは、スウェーデンの住民ベースの症例対照研究Epidemiological Investigation of Multiple Sclerosisの参加者で、睡眠に関する質問票(自己申告)に回答したMS群2,075人と対照群3,164人を対象に、15~19歳における睡眠時間の長さ、睡眠の質および平日と休日の睡眠時間の違いがMSリスクに与える影響について調べた。両群は年齢、性別、居住地をマッチさせた。分析にはロジスティック回帰モデルを用いた。

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書誌事項

Insufficient sleep during adolescence and risk of multiple sclerosis: results from a Swedish case-control study
Åkerstedt R, et al. Journal of Neurology, Neurosurgery & Psychiatry.. Published online January 23, 2023. doi: 10.1136/jnnp-2022-330123

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