米国とメキシコの国境付近に暮らす急性白血病の子どもの生存率は低い
「Cancer」より
米テキサス州とメキシコの国境付近に居住する急性リンパ芽球性白血病(ALL)の子どもの生存率は低いとの研究結果が、「Cancer」に2月21日掲載された。
米テキサス小児病院のMaria I. Castellanos氏らは、Texas Cancer Registryのデータを用いて、診断時にテキサス州とメキシコの付近に居住していたALLおよび急性骨髄性白血病(AML)の子どもを対象に、国境地域に居住することが生存率に及ぼす影響を調べた。研究対象は、1995年1月1日~2017年12月31日にALLと診断された患児6,002人およびAMLと診断された患児1,279人(いずれも0~19歳)であった。この中で国境地域に居住するALL患児は855人(14.2%)、AML患児は185人(14.4%)であった。
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Ethnic disparities in childhood leukemia survival by border residence: A Texas population-based analysis
Castellanos MI, et al. Cancer. Published online February 21, 2023. doi: 10.1002/cncr.34636