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『母親の抑うつ症状は胎児の成長の遅れと関連』のイメージ

母親の抑うつ症状は胎児の成長の遅れと関連

「JAMA Network Open」より

 母親の抑うつ症状は、分娩前の胎児が急速に成長する重要な期間(critical rapid growth stage;CRGS、おおよそ妊娠30〜37週に相当)における胎児の成長速度の低下と関連していることが、「JAMA Network Open」に12月4日掲載された論文で明らかにされた。

 四川大学(中国)のLu Zhang氏氏らは、四川省の12都市、81県をカバーする13カ所の病院で前向き多施設共同出生コホート研究を行い、分娩前のCRGSにおける母親の抑うつ症状と胎児の成長との関連を検討した。対象として、2018年1月から2020年12月の間に対象とした12都市13カ所の病院のうちのいずれかで初めて妊婦健診を受けた女性を試験に登録。最終的に、基準を満たした母子2,676組を対象に解析を行った。

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書誌事項

Maternal Prenatal Depressive Symptoms and Fetal Growth During the Critical Rapid Growth Stage
Zhang L, et al. JAMA Network Open. Published online December 4, 2023. doi: 10.1001/jamanetworkopen.2023.46018

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