世界の若年者の5人に1人は肥満または過体重
「JAMA Pediatrics」より
世界の小児または青年の5人に1人が肥満または過体重であることが、「JAMA Pediatrics」に6月10日掲載された論文で明らかにされた。
四川大学(中国)のXinyue Zhang氏らは、システマティックレビューとメタアナリシスを実施し、2000年から2023年の間における世界での肥満または過体重の小児と青年の割合(以下、有病率)を推定し、肥満の潜在的リスク因子や関連する合併症を評価した。解析には、MEDLINEやEmbaseなどのデータベースを検索して抽出した、154の国または地域を対象に実施された、18歳未満の若年者における肥満や過体重の有病率に関する2,033件の研究(対象者の総計4,589万555人)のデータを用いた。研究間の異質性はコクランのQ検定とI2統計を用いて評価し、肥満、過体重、および超過体重(肥満または過体重)の有病率はランダム効果モデルを用いて推定した。
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- 書誌事項
Global Prevalence of Overweight and Obesity in Children and Adolescents
A Systematic Review and Meta-Analysis
Zhang X, et al. JAMA Pediatrics. Published online June 10, 2024. doi: 10.1001/jamapediatrics.2024.1576