小児関連の海外注目論文サマリー

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『小児喘息の発作予防にはブデソニド・ホルモテロールがサルブタモールより有効』のイメージ

小児喘息の発作予防にはブデソニド・ホルモテロールがサルブタモールより有効

「The Lancet」より

 軽度の喘息を有する5〜15歳の患者では、短時間作用性β2刺激薬(SABA)のサルブタモールによる単独療法よりも、吸入ステロイド薬(ICS)とアドレナリンβ刺激薬の配合剤であるブデソニド・ホルモテロールによる単独療法を行う方が、喘息発作の頻度が有意に少なくなることが、「The Lancet」10月4日号に掲載された研究で明らかになった。

 喘息を有する成人においては、ICSとホルモテロールを組み合わせた吸入薬を発作時にのみ使用する単独療法により、SABA単独療法に比べて発作発生率が低くなることが知られているが、小児における効果は明らかになっていなかった。

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書誌事項

Budesonide–formoterol versus salbutamol as reliever therapy in children with mild asthma (CARE): a 52-week, open-label, multicentre, superiority, randomised controlled trial
Hatter L, et al. The Lancet 2025 Oct 4;406(10511):1473-1483.

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