小児関連の海外注目論文サマリー

掲載日:
『全新生児対象の先天性CMV感染症スクリーニングは難聴リスクの高い児の検出に有効』のイメージ

全新生児対象の先天性CMV感染症スクリーニングは難聴リスクの高い児の検出に有効

「Otolaryngology–Head and Neck Surgery」より

 先天性サイトメガロウイルス(cCMV)感染症関連の難聴のうち3分の1は、出生からしばらくして難聴を呈するため、全新生児を対象とするcCMV感染症スクリーニングプログラムを実施しなければ見逃される可能性があるとする研究結果が、「Otolaryngology-Head and Neck Surgery」11月号に掲載された。

 米テネシー大学健康科学センターのCeline Richard氏らは、2016年3月から2024年5月の間に全新生児を対象にした唾液ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によるcCMV感染症スクリーニングのデータを分析した。唾液サンプルは出生後2週間以内に採取された。児は、出生時に、小頭症(頭囲が5パーセンタイル未満)、血小板減少症(血小板数が150,000/mm³未満)、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)の上昇(80U/L超)、直接ビリルビンの上昇(2mg/dL以上)、頭部超音波の異常(脳室拡大、頭蓋内石灰化、神経細胞移動異常)、感音性難聴(SNHL)、脈絡網膜炎のうち1つ以上の症状が認められた場合は症候性、それ以外は無症候性とした。

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書誌事項

Audiological Outcomes of Cytomegalovirus Saliva PCR-Positive Newborns in Support of Universal Screening
Richard C, et al. Otolaryngology–Head and Neck Surgery 2025 Nov;173(5):1245-1253.

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