自閉スペクトラム症児の4人に1人は「重度」
「Public Health Reports」より
約2万人の8歳の自閉スペクトラム症(ASD)児を分析した結果、4分の1以上が「重度自閉症」(profound autism)の基準を満たし、マイノリティの人種や女児に有病率が高いとする調査結果が、「Public Health Reports」に4月19日掲載された。
米疾病対策センター(CDC)National Center on Birth Defects and Developmental DisabilitiesのMichelle M. Hughes氏らは、Autism and Developmental Disabilities Monitoring Networkによる2000~2016年の集団ベースのサーベイランスデータを用い、8歳のASD児2万135人について分析した。重度自閉症(以下、重度ASD)の基準は、非言語的または最小限の言語しか話せないこと、あるいはIQが50未満であることとし、解析にはロジスティック回帰モデルを用いた。
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- 書誌事項
The Prevalence and Characteristics of Children With Profound Autism, 15 Sites, United States, 2000-2016
Hughes MM, et al. Public Health Reports. Published online April 19, 2023. doi: 10.1177/00333549231163551