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『パンデミックで思春期女子の摂食障害の診断が2倍以上に』のイメージ

パンデミックで思春期女子の摂食障害の診断が2倍以上に

「JAMA Network Open」より

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック中に、13~18歳の女性の摂食障害の診断件数が2倍以上に増加したとする報告が、「JAMA Network Open」に5月22日、レターとして掲載された。米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院およびハーバード大学医学大学院のLoreen Straub氏らの研究によるもの。

 この研究は、民間医療保険の請求データベースを利用した横断研究として実施された。2018年1月~2022年3月に受療行動のあった6~18歳の患者のうち、不安障害、注意欠陥多動障害(ADHD)、うつ病、摂食障害というメンタルヘルス(MH)疾患の占める割合の変化を、年齢と性別で層別化した上で、期間を以下の三つに区切って比較検討した。パンデミック以前の2018年1月~2020年3月、多くの学校で学校閉鎖が行われていたパンデミック初期の2020年4~9月、学校が再開され始めた2020年10月~2022年3月。

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書誌事項

Prevalence of Mental Health Diagnoses in Commercially Insured Children and Adolescents in the US Before and During the COVID-19 Pandemic
Straub L, et al. JAMA Network Open. Published online May 22, 2023. doi: 10.1001/jamanetworkopen.2023.14415

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