喫煙経験のない若年者は電子タバコの使用で喘息リスクが上昇、米横断研究
「Preventive Medicine」より
喫煙経験のない若年者は、電子タバコを使用すると気管支喘息のリスクが高まるという研究結果が、「Preventive Medicine」10月号に掲載された。
米テキサスA&M大学のTaehyun Roh氏らは、2015年から2019年にかけて実施されたYouth Risk Behavior Surveillance System調査データを用いた横断研究を実施し、若年者の電子タバコ使用に関連する因子を特定し、また電子タバコの使用と気管支喘息との関連についても調べた。対象者はテキサス州および米国全土における13~17歳の高校生それぞれ3,042人と3万2,885人とした。多変量ロジスティック回帰モデルを用い、性別、年齢、人種、BMI、可燃性製品(煙草、葉巻、マリファナなど)の使用、その他の物質の使用、うつ病を調整し、調整済オッズ比(aOR)を算出した。
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- 書誌事項
Association between e-cigarette use and asthma among US adolescents: Youth Risk Behavior Surveillance System 2015–2019
Roh T, et al. Preventive Medicine 2023 October:175:107695.