超低出生体重児の動脈管開存症に対するカテーテル治療の短期予後は外科手術よりわずかに良好
「Pediatrics」より
米国では、出生体重700g以上の動脈管開存症(PDA)に対するカテーテルによる閉塞器具が2019年に承認され、PDAに対するカテーテル治療は2018年の29.8%から2022年の71.7%へと増加している。こうした中、カテーテル治療を受けた児の短期予後は、外科手術を受けた児よりもわずかに良好であったとする研究結果が、「Pediatrics」8月号に掲載された論文で明らかにされた。
米バーモント大学のBrianna F. Leahy氏らは、2018年1月1日から2022年12月31日の間に米国の726カ所の病院でPDAに対する侵襲的な治療(カテーテル治療または外科手術)を受けた超低出生体重(VLBW)児(体重401~1,500g、または在胎週数22~29週で出生)を対象として、これら2つの治療法それぞれの短期予後について調査した。予後は、生存、入院期間、生存者の体重Zスコアの変化、早産関連の合併症(気管支肺異形成症、遅発型感染症、未熟児網膜症、壊死性腸炎または限局性腸穿孔、脳室内出血)、および退院後に必要となる医学的処置(胃瘻チューブ、各種酸素吸入、気管切開、在宅用心肺モニター;以下「退院支援」)とした。
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Transcatheter and Surgical Ductus Arteriosus Closure in Very Low Birth Weight Infants: 2018–2022
Leahy BF, et al. Pediatrics 2024 August 1;154(2):e2024065905.